海外販路開拓のためのウェブサイト構築セミナー
先日、ジェトロ香川で開催した海外販路開拓のためのウェブサイト構築セミナー。香川県の同友会や、県内の老舗うどん製麺会社、佃煮製造販売の会社、金融機関、アパレル企業、地元上場企業のWEB制作会社など、様々な業種の方々が集まっていた。セミナーの冒頭で私が伝えたかった事は、グローバルサイトの制作で大事なのは以下である。
構築と制作は違う。構築はどのチーム、どの部署まで巻き込むか、拠点を世界規模でとらえる必要がある。構築では、ターゲット設定で、特にウェブサイト訪問者が自分が欲しい情報がパッとわかる必要。
冒頭からグローバルサイト構築のブランディング方法やチームビルディングの方法を説明、制作では英語翻訳で精通しているネイティブの活用、作りっぱなしでなく継続的な更新作業を見据えたサイト運営などお伝えした。当たり前の事を話ていてもつまらないので、構築する上で顧客目線に沿ったウェブサイトの見方をお伝えしてQ&A方式で話を展開した。
実に沢山あるウェブサイトから、自分自身もディレクションに携わった選りすぐりの15事例をピックアップして、ウェブサイト構築者がどんな目線で、ディレクションをスタートさせれば良いか伝えたところ、大盛り上がりであった。
海外販路開拓といったキーワードを聞いて、売上アップを想像する人は多いと思うが果たしてそれだけだろうか。
この問いかけに、セミナー参加者は疑問を持ち始めただろう。売上アップに直結する事ばかりでない。特に海外販路開拓を考える場合、グローバルサイトの役割で大切なのは、世界規模で会社のブランディングを考えて、自社ができる顧客に伝わる価値提供をする事。ウェブサイト構築といっても、投資家向け、卸小売業向け、ベンダー向け、提携先希望会社向け、海外協力会社向け、ECサイト個人向けといった具体で、ターゲットが違えば目指すべきコンバージョンが違う。エレベーター設計資料の無料ダウンロード、コンタクトフォームへの誘導、直接販売&決済、IR情報、CSR情報の共有。どれも正解であり会社が何を訴えたいか、国内サイトとグローバルサイトが目指す役割が違うため、根源的な部分に立ち返って、制作を進める必要がある。結果的に海外販路開拓を目指す場合に、訪問者にとって情報が直接的すぎても間接的すぎてもいけない。訪問者が見ていて、「私の事をしっかりと考えてくれている」と思わせる設計ができると良い。
今回分かった課題として、どの地域もそうだと思うが、日本全体や地域全体で考えても、
特にディレクションできる人材は少ない
ということ。今回の海外販路開拓は、まさにこのディレクションが鍵であり、特に今回の中小企業が海外販路開拓を目指す際に、世界の商習慣や国ごとの対策を理解して進められる人材が求められる。・・・ディレクションが成果の8割を握るともいっても過言ではなく、信頼できる英語・外国語のネイティブの手配や海外販路開拓の実際の経験者から学べたり、場合によっては提携する機会があっても良い。
カタカナ英会話ジェッタの代表は、このディレクションが得意で今回はセミナー登壇をさせていただいたと、自負している。地域プロデューサーの様な、地域を盛り上げる旗振り役が、今の時代は全員に求められているなと感じている。
前回のインバウンド対策にかかわらず、海外販路開拓のためのウェブサイト構築は、海外進出を目指す会社であれば、ぶつかる壁であり乗り越える必要があるが、悩まずまずはカタカナ英会話ジェッタの代表者である長谷川雄一朗に話を振ってください。(ご希望者には、海外販路開拓のためのウェブサイト構築のpdf資料を送付させていただきます。お手数をおかけしますが下記のお問い合わせフォームからお申し込みください。)